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家を売るまでの流れ(売却フロー)

売却は「査定 → 媒介契約 → 販売設計 → 内覧 → 申込 → 契約 → 決済・引渡」が基本の型です。査定額ではなく“手残り”と“売り切る戦略”で判断するとブレません。

30秒で要点

  1. 1査定は複数社で比較:価格だけでなく「売り方・期間・手残り」で判断します。
  2. 2媒介契約後は“販売設計”が勝負:写真・内覧動線・価格改定ルールを先に決めます。
  3. 3契約後は引渡準備が集中:抵当権抹消、書類、引越し、境界確認などを前倒しします。

※本ページは一般的な取引フローの目安です。物件種別・契約条件・地域・金融機関等により必要書類や費用、手続きの順序が変わる場合があります。

STEP(取引の流れ)

STEP 1

売却目的・スケジュール整理(住替・相続など)

目安:当日〜数日

売却理由と期限(いつまでに売りたいか)を明確にし、住替え・資金計画を組み立てます。

チェックポイント

  • 住替えは「売り先行/買い先行」のリスクを把握
  • ローン残債がある場合は完済条件(売却代金で足りるか)を確認
  • 引越しや仮住まいの段取りを早めに検討

書類(例)

  • ローン残高が分かる資料(残高証明等)
  • 固定資産税の通知書(手元にあれば)

STEP 2

査定依頼(机上査定・訪問査定)で相場把握

目安:数日〜2週間

机上査定で相場感、訪問査定で建物状態・リフォーム要否を踏まえた価格レンジを把握します。

チェックポイント

  • 査定額=成約価格ではない(根拠と成約事例を確認)
  • 売却期間の想定と価格戦略(強気/標準/早期)をセットで提案してもらう
  • 囲い込みリスクや広告方針も確認

書類(例)

  • 間取り図・パンフ等(あれば)
  • 修繕履歴(あれば)

費用(例)

  • 査定自体は無料が一般的(各社による)

STEP 3

仲介会社選定・媒介契約(一般/専任/専属専任)

目安:当日

会社・担当者・販売戦略が納得できたら媒介契約を結びます。契約種別により販売活動の自由度が変わります。

チェックポイント

  • 媒介の種類ごとの違い(報告義務・他社依頼可否)を理解する
  • 販売活動(写真/広告/ポータル露出/内覧対応)の具体を確認する
  • 手数料・支払いタイミング・キャンセル時の扱いを確認する

書類(例)

  • 本人確認書類(必要に応じて)

STEP 4

販売準備(価格決定・写真・内覧動線)

目安:1〜2週間

成約可能性と希望条件をすり合わせ、販売価格と見せ方を確定します。

チェックポイント

  • クリーニング・簡易修繕で印象を上げる(やり過ぎは要注意)
  • 室内の見せ方(照明/換気/香り/収納)を整える
  • マンションは管理資料、戸建は境界・測量の有無を確認

書類(例)

  • 管理規約・使用細則(マンション)
  • 測量図・境界資料(戸建であれば)

費用(例)

  • ハウスクリーニング・軽微修繕(任意)

STEP 5

販売開始・反響対応(内覧/条件調整)

目安:2週間〜数ヶ月

掲載開始後は反響(問い合わせ・内覧数)を見て、価格・見せ方を調整します。

チェックポイント

  • 反響が弱い場合は“価格”か“露出・見せ方”のどちらが課題か切り分ける
  • 内覧後のフィードバックを必ず回収して改善する
  • 住みながら売る場合はスケジュール管理が重要

STEP 6

購入申込の受領・条件交渉 → 売買契約

目安:数日〜2週間

申込が入ったら条件交渉を経て売買契約を締結します。契約不適合責任や付帯設備の扱いも重要です。

チェックポイント

  • 引渡時期・残置物・修繕の扱いを明確化
  • 契約不適合責任(免責範囲・期間)を確認
  • 買主ローン特約の期日と解除条件を把握

書類(例)

  • 権利証(登記識別情報)
  • 印鑑証明・実印(必要に応じて)

費用(例)

  • 契約書の印紙代
  • (発生する場合)測量や証明書取得費用

STEP 7

引渡準備(抵当権抹消/書類/引越し)

目安:2〜4週間

決済当日に間に合うよう、抹消書類・必要証明・引越し・残置物撤去を完了させます。

チェックポイント

  • ローンが残っている場合:金融機関と抹消手続きの段取りを組む
  • 物件引渡状態(清掃、残置物なし等)を合意通りに整える
  • 鍵や付属品(リモコン・説明書)をまとめておく

書類(例)

  • 金融機関の抹消関係書類(該当者)
  • 住民票等(必要に応じて)

費用(例)

  • 抵当権抹消費用(登録免許税+司法書士報酬)
  • 引越し費用

STEP 8

決済・引渡(残代金受領/登記/引渡完了)→ 税務整理

目安:当日〜翌年

残代金を受領し、所有権移転登記と引渡が完了。翌年以降に確定申告が必要なケースがあります。

チェックポイント

  • 決済当日の着金確認・抹消・引渡の順序を事前確認
  • 譲渡益が出る場合は確定申告(特例適用の可能性も)を検討
  • 住民税等は翌年以降に影響することがある

書類(例)

  • 権利証(登記識別情報)
  • 実印・印鑑証明(必要に応じて)
  • 本人確認書類

費用(例)

  • 仲介手数料
  • 抹消登記費用(該当者)
  • 印紙代
  • (必要に応じて)税理士相談費用

FAQ(よくある質問)

Q査定額と、実際に売れる価格は違いますか?

A

違うことがあります。査定は“想定成約レンジ”の提案であり、反響や競合状況で成約価格は上下します。成約事例・販売期間の想定・価格改定の方針までセットで確認すると判断しやすいです。

Q媒介契約(一般/専任/専属専任)の違いは?

A

  • 一般:複数社に依頼可能(自由度が高い)
  • 専任:基本は1社(報告義務あり)
  • 専属専任:1社かつ自己発見取引も制限(最も管理が強い)
  • いずれもメリデメがあるため、販売戦略と相性で選ぶのが定石です。

Qリフォームはしてから売った方が良いですか?

A

一概に言えません。費用回収できないことも多いため、まずは“クリーニング+軽微修繕”で印象を上げ、必要性が高い箇所だけ最小限に行う判断が一般的です。

Q住みながら売却できますか?

A

可能です。内覧対応の負担はありますが、仮住まい費用を抑えられる利点があります。内覧の段取り(曜日・時間帯)を事前に決めると運用が安定します。

Q売却にかかる主な費用は?

A

  • 仲介手数料(発生する場合)
  • 印紙代(売買契約書)
  • 抵当権抹消費用(ローン残債がある場合)
  • 引越し・クリーニング・必要に応じた修繕

Q売買契約後にキャンセルできますか?

A

条件次第です。手付解除(期日内)や違約解除(違約金)など契約条項に基づきます。契約前に“解除条件と期限”を必ず確認してください。

Q売却益が出たら税金はどうなりますか?

A

譲渡所得が出た場合に課税対象となることがあります。居住用の特例等が適用されるケースもあるため、早めに要件確認(または税理士等へ相談)するのが安全です。

※個別事情(ローン条件、税務、契約特約等)により最適解が変わるため、最終判断は専門家・担当者へご相談ください。

チェックリスト

書類

  • 登記識別情報(権利証)
  • 固定資産税の納税通知書
  • 管理規約・使用細則・総会資料(マンション)
  • 測量図・境界確認資料(戸建であれば)
  • ローン残高証明(ローンがある場合)

費用タイミング

  • 査定〜媒介契約:通常は費用なし(各社による)
  • 販売中:クリーニング・修繕(任意)
  • 契約時:印紙代(売買契約書)
  • 決済時:仲介手数料、抹消登記費用(該当者)、引越し費用
  • 翌年以降:確定申告・税金対応(該当者)

持ち物

  • 内覧対応:室内整頓、換気、照明、簡易な説明メモ(設備/周辺)
  • 契約:本人確認書類、実印・印鑑証明(必要に応じて)
  • 決済:権利証、本人確認書類、実印・印鑑証明(必要に応じて)、鍵一式

“いくらで売れるか”だけでなく、“どう売るか”を整理します。

査定の見方、媒介契約の選び方、販売戦略(価格・露出・内覧動線)まで、状況に合わせて最短ルートを設計します。